小学校の教員になる


山東省の北西部に、陽信県という場所がある。中国では「県」は「市」の下、日本で言うなら「町」くらいの行政レベルだ。もちろん中国はまだ発展途上国なので、経済的に見れば日本の「町」ほど豊かではなく、そこの県民の「年収」は日本円で平均約5万円、という中級程度の貧困県だ。その陽信県の更に田舎に、河流鎮という所があり、僕は先日その鎮のとある小学校の教員になった。これは今やっている仕事とは関係の無い事で、まったく個人的な成り行きでこうなってしまった。

とは言っても、僕もずっとそこに居続けるのは無理なので、教えに行くのは年に1度か2度。今の仕事を辞めるとか、そんな話じゃない。担当科目は音楽で、日本の童謡や流行歌を田舎の子供たちに教える。故郷の福岡や神戸、大阪、北海道の話なんかもたくさんしてあげたい。第1回目の授業は、児童節に合わせて、6月1日にやることになった。まずは2010年くらいまで、続けてみたい。もし何十年も続いたら、大きな財産になるかなぁ…?

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