雑記

雑記

中国の若い人と話す機会が最近多い。一様に彼らが口にするのは就職難の話。伝統的に転職には寛容だったから、今も昔も跳槽(転職)経験のある人は日本よりはるかに多いものの、従来に比べて難易度がぐんと上がっている様子だ。

中国の、僕と同世代中年の人たちはいかに。一人っ子政策のなか生まれた彼らは、世に生まれては「多すぎる」と言われ、成長して出産しては「少なすぎる」と言われ、働きたいと思えば「齢を取りすぎている」と言われ、そして引退したいと思うときには「若すぎる」、なんて言われるちょっとかわいそうな世代である。

モノや暮らしは発展して豊かになっているはずなのに、中国にも我が国にも漂うこの生きにくさとはいったい。反応的に生きていては疲弊するのみ。主体的に生きられる、芯のある自己を作っていけるか、に今後の幸せもかかっているかと。

Source: rada25

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